6月20日に秋葉原UDXで開催された”グロースハックに学ぶビジネス改善”に参加してきました。
Growth Hackに関してはまだまだ知識も経験も不足しているので、非常に有意義な時間でした。
そして何より、登壇してくれる方々が豪華。(笑)
パートとしては3つあり、ここではまず最初のけんすうさんのお話について書こうと思います。
(以下、”です・ます”は省略。)
まとめだけ見たい人は最後に簡単にまとめているので、そこだけ見てね。

■ けんすうさん (nanapi)
1. Growth Hackするのに大切なこと
まず大きくわけると3つ。
① ビジョンを共有しておく。
② 立ち戻れるところとしてしておく。
③ Growth Hackのためのチーム作り。
(ここがあまりちゃんと聞けませんでした・・・残念。)

今回の話のメインは③。
nanapiでは③において良いチームを作るために3つのルールがある。
A. 「許可より謝罪」
B. 「発見の賞賛」
C. 「継続と破壊」
それぞれの詳細は以下に。

A. 「許可より謝罪」
Growth Hackは多くの検証(A/Bテスト)を行うことで成長のきっかけを見つける営みなので、多くの会議体を通すこと自体に時間も労力も取られてしまう。
結果的に「許可を取るよりやってからごめんなさいしてやめる方がコストが低い。」
意思決定に時間がかからないように、チームの中に経営陣の誰かを含めておくと非常に早い。
”取締役+エンジニア+デザイナー”で組んだら意思決定が非常にスムーズ。

B. 「発見の賞賛」
”良い結果がほめられる”のを当たり前としていると”良い結果”を得る為にどうするかだけを考えるようになる。
この結果、以前上手く行ったことに対してBiasが強くなる。
例としては、
Hotpepperで飲食店のバナーと言えば”焼肉”だという神話が存在していた。
このため、CTRをあげるための改善の話をしても”焼肉”から逃げることができない。
これでは発見につながらない。
(実は食べ物と全然関係のないソファーの写真を使ったバナーが一番良かった。)
結果は偶然の産物であることが往々にして存在するので、結果だけを賞賛していると本質を見失う。

C. 「継続と破壊」
Growth Hackは改善活動なので、細かい改善をどんどんやりたくなってしまうが、インパクトを大事にしなければならない。
使っている人が少ないページにパワーをかけるより、多くのユーザーが使っているページを改善した方が、上昇率が低くてもGrowthとして与えるインパクトは非常に大きい。
時には破壊的な改善を考えることも大事。
nanapiではけんすうさん自ら「社名を変えることもあり」というレベルで議論をする。
何かに縛られることで発想が制限されて破壊的なアイデアが生まれないということを避けるため。

[チーム作りに関するおまけ]
新規サービスチームとGrowthのチームをFacebookではわけている。
理由は、
・新規サービスチームはコンセプトを。
・Growthチームは数字を。
大事にしており、分かり合えない(譲りたくない)ところが出てくる。
お互いが集中すべきところで集中する方が効率的。
nanapiでもやりたいなぁ・・・という話。

2. nanapiでの具体例
前提として大事なことは、「真似をしても上手くいかない」ということ。
扱っているサービスの性質、対象とするユーザー等から違うもの。

nanapiでまず考えたことは、
① Vision
② どうやるか?(How)
③ 何を見せるか? (What)
を①、②、③の順番で考える。
この結果、nanapiのVisionは
「わからないことがあった時にそれを解決に導くサービスであれば良い。分からないことを検索した結果nanapiにたどり着いて解決すればよく、ユーザーが”nanapi"というサービスであることを認識している必要はない。」
ということになった。

このVisionを受けてnanapiが選んだ”How”は、
「SEOを鬼のようにやる」
これは、分からないことを検索したユーザーがとにかくnanapiのページにやってくる状況を実現するため。
具体的に何をやったのかはここでは割愛。
SEOを鬼のようにやる過程で、コンテンツに関しても最適化するように(開発者が腱鞘炎になるほどに)手作業で作成して行った。

3. まとめ
簡単にまとめると、
① Growth Hackは事例の中身を真似するだけじゃ結果は出ない!
② ビジョンを明確にして、立ち戻れる基準とすること!
③ その上で”改善”を文化にすること!
④ 良いGrowth Hackチームを作るには「許可より謝罪」「発見の賞賛」「継続と破壊」の3つのルールを大切にしよう!

どうしても分かりやすい事例ばかり聞きたくなりますが、実際に大事なのはGrowthさせるために必要なものを追求出来るマインドとそれを実現出来る文化を築きあげることだなと。

#2ではドリコムのtokorotenさんのお話を。